幻辞.com

汚臭

おしゅう
名詞
1
標準
foul smell
文例 · 用例
これは、鳩摩羅迦葉尊者が無分別な者にかなわぬという譬喩に引いたのだが、とにかく虎も猪の汚臭には閉口すると見える。
猪に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
ところが、ロメーンズは、豕の汚臭は本その好むところにあらず、ただこの物乾熱よりも湿泥を好み、炎天に皮膚の焼かるるを嫌うて泥に転がる。
猪に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
これは酒を好む者を咎めずに盃を勧めた人を譴めるような論で、ラクーンが食物を獲るごとに洗わずんば喫わず、猫が大便を必ず埋めるなどと異なり、豕が湿泥を好むはもっともとしても、本来汚臭を厭わず糞穢を食うというが、既にその大欠点といわざるを得ぬ。
猪に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
夫から日本にも来てゐるが、矮狗位な大きさで頭の毛が長く幾|条となく前額に垂れて目を覆してゐる「スカイ、テリヤー」といふ奴、彼奴はどうも汚臭くて、人間なら貧乏書生染みて不可んな。
内田魯庵 犬物語 青空文庫
おまけに異様な汚臭を放つに至つては、公平な眼を以て、決して左袒する事は出来ないよ。
尾崎放哉 俺の記 青空文庫
そして、その一廓全体が罪悪と汚臭と不幸とでぷんぷん臭っていた。
A CHRISTMAS CAROL クリスマス・カロル 青空文庫
これほどの恋を……二十年来忍びに忍んだこれほどの恋を、この世で一言も打ち明けいで、いつの世誰にか語るべきと、思うにつけても、物狂おしゅうなるまでに、心が乱れ申してかくの有様じゃ。
菊池寛 藤十郎の恋 青空文庫
高徳のひじりが物狂おしゅうなったのは、天狗の魔障ではあるまいかなどと、ひたすらに恐れられた。
岡本綺堂 玉藻の前 青空文庫
作例 · 標準
例句