御旅所
おたびしょ異読 おたびどころ
名詞
標準
place where the sacred palanquin is lodged during a festival
文例 · 用例
「そうして、その相手の二人侍は、何者だか判らねえのか」「ひとりは本所の御旅所の近所に屋敷を持っている平井善九郎というお旗本ですが、連れの一人は判りません。
— 薄雲の碁盤 『半七捕物帳』 青空文庫
そのかみの少女見むとて街をゆく我ならなくに淋しきものを ○ 祇園會の神興が御旅所に置かれてゐる間は、路へ向いた御旅所の軒にぎつしりと、高張提灯が掛けられる。
— 竹久夢二 『砂がき』 青空文庫
かうして神輿が御旅所にある一週間は、參詣人が引きもきらない、この一週間に無言詣でをしたものは、どんな願の筋でも叶へられるといふことで、家を出るから往復の道すがらどんなことがあらうとも物を言はないで、お詣りするよき人もある。
— 竹久夢二 『砂がき』 青空文庫
御蔭森御旅所にて、音楽神供を観するもの有。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
五日には大神事として、八基の神輿が暗闇の中を御旅所に渡御とある。
— 江見水蔭 『怪異暗闇祭』 青空文庫
七基は二の鳥居前より甲州街道の大路を西に渡り、一基は随身門の前より左に別れ、本町宿の方から共に番場宿の角札辻の御旅所にと向うのであった。
— 江見水蔭 『怪異暗闇祭』 青空文庫
廣田村には前記の通り廣田八幡があり、廣田村字|中條には同社の御旅所と向ひ合つて蛭子社がある。
— 竹内勝太郎 『淡路人形座訪問』 青空文庫
それよりも私の一番失望したのは、御旅所の芝舞台が臨時祭記にはちやんとした舞台としてあつたらしいことである。
— 折口信夫 『春日若宮御祭の研究』 青空文庫
作例 · 標準
例句
ウィキペディア
御旅所(おたびしょ)とは、神社の祭礼(神幸祭)において神(一般には神体を乗せた神輿)が巡行の途中で休憩または宿泊する場所、或いは神幸の目的地をさす。巡行の道中に複数箇所設けられることもある。御旅所に神輿が着くと御旅所祭が執り行われる。
出典: 御旅所 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0