往途
おうと
名詞
標準
文例 · 用例
』と言ひかけて私に向ひ『其處で、明日午前六時を以て、鐵檻車の出發の時刻と定めませう、之から三十|里の深山に達するに、鐵車の平均速力が一|時間に二|里半として、往途に二日、建塔の爲めに一|日、歸途二日、都合五日目には、鐵車再び此處へ皈つて、共に萬歳を唱へる事が出來ませう。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
そこでこの往途大阪にもちょっと立寄ったが、それは内国博覧会が盛んに開かれているという事を聞いたのでそれを見物する事と、その他は久しぶりで、松瀬青々氏や青木月斗氏や水落露石氏を訪うためであった。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
鐘紡社長津田氏の家、東久邇宮殿下が、鐘紡工場見学の往途、寄って食事されるので、その余興にと、高島直三郎氏にたのまれたわけ。
— 昭和十三年 『古川ロッパ昭和日記』 青空文庫