食虫
しょくちゅう
名詞名詞-の形容詞
標準
insectivore
文例 · 用例
又動物の中にだってヒドラや珊瑚類のように植物に似たやつもあれば植物の中にだって食虫植物もある、睡眠を摂る植物もある、睡る植物などは毎晩|邪魔して睡らせないと枯れてしまう、食虫植物には小鳥を捕るのもあり人間を殺すやつさえあるぞ。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
県の技手の調査によると、松食虫の害らしいとのことで、伐採の議が起ったが、古老たちの反対で、まあもう暫く様子を見てみようということになっていた。
— 豊島与志雄 『怒りの虫』 青空文庫
松食虫に相違ないから、切り倒せと、電報にするんだ。
— 豊島与志雄 『怒りの虫』 青空文庫
この植物は、植物学上イシモチソウ科に属する著名な食虫植物で、カスパリーやダーウィンなどによつて、詳かに研究されたものであつた。
— 牧野富太郎 『ムジナモ発見物語り』 青空文庫
即ちそれはその獣尾の姿をして水中に浮んで居り、かつこれが食虫植物であるので、かたがたこんな和名を下したのであつた。
— 牧野富太郎 『ムジナモ発見物語り』 青空文庫
そして、このムジナモはわが国の植物界でも極めて珍らしい食虫植物として、いろいろの書物に掲げられて、日本でも名高い植物の一つとなつた。
— 牧野富太郎 『ムジナモ発見物語り』 青空文庫
その時は丁度私が東京近郊で世界に珍らしい食虫植物のムジナモ(Aldrovanda vesiculosa L.)を発見した際なので私は止むを得ずこれを駒場の農科大学へ持って行ってそこでそれを写生し、完全なその詳図が出来た。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
日本ではじめて私の発見した食虫珍草ムジナモの写生図はそこで描いたものである。
— 第一部 牧野富太郎自叙伝 『牧野富太郎自叙伝』 青空文庫