水絵の具
みずえのぐ
名詞
標準
文例 · 用例
僕の姉の水絵の具を行楽の子女の衣服だの草木の花だのになすってくれる。
— 芥川龍之介 『点鬼簿』 青空文庫
」「ははあ、和尚さん、娑婆気だな、人寄せに、黒枠で……と身を投げた人だから、薄彩色水絵具の立看板。
— 泉鏡花 『縷紅新草』 青空文庫
普通の絵具は生徒が買合せの安物の水絵具で辛抱してゐたが、緑青と群青とだけは、自分の宅から懐中へ捻ぢ込んで来てそれを生徒に売つてゐた。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
それはあり合せの水絵具に一々|挿絵を彩ることだった。
— 芥川龍之介 『少年』 青空文庫
私は縁側にいて水絵具で庭木の写生をしていたが、子供心に聞きづらい思いをした。
— 小山清 『桜林』 青空文庫