鼻祖
びそ
名詞
標準
founder
文例 · 用例
日本的ロマンの、」鼻祖と言いかけて、熊本君のいまの憂鬱要因に気がつき、「元祖ですね。
— 太宰治 『乞食学生』 青空文庫
Stoa 派の鼻祖 Zeno は來歴不明の人であるが、とにかく東方から來た。
— 森鴎外 『古い手帳から』 青空文庫
それからフランスに於ける自然主義と、ロシアに於ける自然主義との別を説いてゐるが、そしてロシア文学の鼻祖プウシキンあたりが自然主義を輸入したと言つてゐるが、その時分にはフランスには、まだ完全な自然主義は打立てられてゐなかつた筈である。
— 田山録弥 『エンジンの響』 青空文庫
これは、江戸川氏が特にポーの小説に傾倒しているためではなくて、ただポーが探偵小説の鼻祖であるためと、発音がうまく漢字にあてはまったからの理由だろうと思われる。
— ――特に江戸川乱歩氏に就て―― 『日本の近代的探偵小説』 青空文庫
まことに、エドガア・アラン・ポオが探偵小説の鼻祖であるとおり、わが江戸川乱歩は、日本近代探偵小説の鼻祖であって、従ってこの創作集は日本探偵小説界の一時期を画する尊いモニュメントということが出来るであろう。
— 小酒井不木 『「心理試験」序』 青空文庫
此時信階の創立した分家は今の本郷真砂町桜木天神附近の地を居所とし、信階はこの新しい家の鼻祖となつたのである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
その二百二十三 わたくしは池田京水の祖先を説いて鼻祖より京水の養父錦橋に至つた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
八世紀の中葉に出た陸羽(三)をもって茶道の鼻祖とする。
— 茶の本 『茶の本』 青空文庫
作例 · 標準
彼はこの学問分野の鼻祖として仰がれており、彼が記した教科書は今もなお多くの学生に読み継がれている。
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この武術流派の鼻祖を辿れば、数百年前の戦乱の時代に独自の剣術を編み出した一人の浪人に行き着く。
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現在では全国展開しているその有名料理店の鼻祖は、戦後の混乱期に小さな屋台から商売を始めた苦労人だった。
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