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名詞
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標準
文例 · 用例
準平は平素県令|国貞廉平の施設に慊なかったが、宴|闌なる時、国貞の前に進んで杯を献じ、さて「お※は」と呼びつつ、国貞に背いて立ち、衣をげて尻を露したそうである。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
この時権十郎の紀伊国屋文左衛門が暖簾をげて出る。
森鴎外 細木香以 青空文庫
阿宝は車の中から孫を見つけて、しんなりした手で簾をげて、目もはなさずに見つめた。
田中貢太郎 阿宝 青空文庫
薄暗くて狭い、曲つた石の階段の泥靴で汚れたのを踏んで、混合ふ見物人に交りながら裾をげて登る厭な気持の後で、幾多の囚人の深い怨みを千古に留めた題壁の文字や絵を頂上の室に眺めた時は、今も猶どこかの隅で嗚咽の声が聞える感がして自分の雨に濡れた冷たい裾にも血の滴るのかと戦かれるのであつた。
與謝野寛、與謝野晶子 巴里より 青空文庫
出門日已遠 不受徒旅欺 骨肉恩豈断 手中挑青糸 捷下万仞岡 俯身試旗 これは更にずつと古い杜甫の「前出塞」の詩の結末――ではない一首である。
芥川龍之介 文芸的な、余りに文芸的な 青空文庫
未だかつてげられたことのない秘密の垂衣の背後に一つ一つの奇蹟が己達の窺うのを待っている。
FAUST. EINE TRAGODIE ファウスト 青空文庫
(手にて寝台の帷の一ひらをぐ。
FAUST. EINE TRAGODIE ファウスト 青空文庫
メフィストフェレスが手に帷をげて顧みるとき、古風なる臥床に横はれるファウストの姿、見物に見ゆ。
FAUST. EINE TRAGODIE ファウスト 青空文庫