殊遇
しゅぐう
名詞
標準
special favour
文例 · 用例
仏国の有名な軍事著述家でフリードリヒ大王の殊遇を受け、一七七三年には機動演習の陪観をも許されたGuibertは一七八九年の著述に「大戦争は今後起らぬであろう。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
殊遇特恩身にあまり難有奉存候。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
明の皇帝から受けた殊遇を忘れず、清朝に代ってからしばしば礼を厚くして招かれたが、飽くまでも二君に仕えることを肯んぜず、清貧に甘んじて一生を終ったといわれている。
— 藤島武二 『画室の言葉』 青空文庫
但しこの紋を用ゐし騎士の家族によりて多少の變更あり、故に「分け用ゐる」といへり一三〇―一三二〔騎士の〕フーゴはプルツィ、デルラ・ベルラ、ジャンドナーティ等フィレンツェの諸家族に騎士の位と貴族の殊遇とを與へたり〔卷くもの〕ジヤーノ・デルラ・ベルラ。
— LA DIVINA COMMEDIA 『神曲』 青空文庫
三好|康長が秀次を養い、さらに秀吉が養子として、秀次を殊遇しはじめてから、幸蔵主は一層秀次に眼をかけ、よき注意を与えていた。
— 国枝史郎 『血ぬられた懐刀』 青空文庫
武家時代に入つて、貴人の訪問が、配下・家人に対する信頼と殊遇とを表現する手段となり、其が日常生活の倦怠を紛す享楽の意味に変化したよりも、更に古い時代の事実である。
— 折口信夫 『「とこよ」と「まれびと」と』 青空文庫
蒼蠅い世間は、玲子の殊遇が桐花カスミとの同性愛によるものだろうと、噂していたが、それは嘘に違いない。
— 海野十三 『獏鸚』 青空文庫
そして、帝室の御殊遇を始めとし、帝国学士院でも前例のない歓迎辞を穂積院長の名を以て公にした。
— 山本実彦 『十五年』 青空文庫
作例 · 標準
王室から殊遇を賜り、彼は平民でありながら宮殿への出入りを許された。
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先代の恩師から受けた殊遇に応えるべく、彼は研究に一層の精を出した。
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他の追随を許さない圧倒的な成果により、彼は会社から格別の殊遇を受けている。
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