奥勤め
おくづとめ
名詞
標準
working as a lady's maid
文例 · 用例
そうして襖の隙き間からそっと窺っていると、やがてはいってきたのは三十歳前後のやはり奥勤めらしい女であった。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
「奥勤めの御女中の右の小指に撥胝があるようでは、御奥も定めて紊れて居りましょうと存じまして」 女の顔色は急に変った。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
」 島川というのは、奥勤めの中老で、折りふしは殿のお夜伽にも召されるとかいう噂のある女であるから、人々は又おどろいた。
— 岡本綺堂 『百物語』 青空文庫
役人も一旦は顔色を変えたが、よく考えてみると、奥勤めの女がこんなところへ出てくる筈がない。
— 岡本綺堂 『百物語』 青空文庫
「越前さまのご家中でござりましょうな」「はい……お下屋敷の奥勤めをいたしておりまする百合江と申す者でござります」「おおかたその辺でござろうと、右門けさからお待ちうけいたしておりました。
— 村正騒動 『右門捕物帖』 青空文庫
加賀百万石の御用染め屋で、お蘭が加州家奥勤めのお腰元だったら、しごきもここが染め元と眼をつけるなあたりまえじゃねえかよ。
— お蘭しごきの秘密 『右門捕物帖』 青空文庫
いつとはなしに思い思われる仲になりましたなれど、てまえはとにかく、お蘭はおうせもままならぬ奥勤め。
— お蘭しごきの秘密 『右門捕物帖』 青空文庫
二度の奥勤めもできますまいから、しかるべき法を講じてね、早く長火ばちの向こうにおすわりなせえよ。
— お蘭しごきの秘密 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
例句