底板
そこいた
名詞
標準
文例 · 用例
そうだ、彼は頭の上の、上段の寝箱の底板ばかりを一週間ばかりながめつづけていたのだった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
首の長いガラスのフラスコの底板を思い切り薄くして少しの曲率をもたせて彎曲させたものである。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
敬吉は、動揺するボートの底板を、重く踏みしめながら、女に近づいて女の身体を捕へた。
— 菊池寛 『海の中にて』 青空文庫
帆村は、そのトランクの中に頭をさし入れて、底板を綿密にとりしらべてみた。
— 海野十三 『蠅男』 青空文庫
彼はその鉞をふり上げると、力一ぱい籠の底板に打ち下ろした。
— 海野十三 『軍用鼠』 青空文庫
パックリと底板が明いた。
— 海野十三 『軍用鼠』 青空文庫
流木をしらべていると、その中に、うすい鋼板をはりつけた、船底板があった。
— 須川邦彦 『無人島に生きる十六人』 青空文庫
無人島教室 きょうの作業は、きのう宝島から持ってきた、流木のなかの、船底板にはってある、銅板をはがす仕事であった。
— 須川邦彦 『無人島に生きる十六人』 青空文庫