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葉裏

はうら
名詞
1
標準
underside of a leaf
文例 · 用例
それは夕方になつて急に雨が上がつて、美しい西日がその葉裏にきらきら光り出した時だつた。
南部修太郎 病院の窓 青空文庫
梅雨晴れのから風の強い日であって、番町へんいったいの木立ちの青葉が悩ましく揺れ騒いで白い葉裏をかえしていたのを覚えている。
寺田寅彦 B教授の死 青空文庫
石油を撒き、石油ランプをともし、子供が脛まで、くさった水苔くさい田の中へ脚をずりこまして、葉裏の卵を探す代りに。
黒島傳治 浮動する地価 青空文庫
砂畑の芋の蔓は掻き乱したように荒らされて、名残の嵐に白い葉裏を逆立てている。
寺田寅彦 青空文庫
そうしてしまえば、ねだ下、天井裏のばけものまでもない……雨戸の外の葉裏にいても気味の悪い芋虫を、銀座の真中へ押放したも同然で、あとは、さばさばと寐覚が可い。
泉鏡花 怨霊借用 青空文庫
月いと清うさしいでて、葉裏を透して照らすにぞ、偶然思い付く頬の三日月、また露れはせざるかと、懐中鏡を取出せば、きらりと輝く照魔鏡に怪しき人影映りけるにぞ、はっと鏡を取落せり。
泉鏡花 活人形 青空文庫
帽子のふちも、ぐったり、と草臥れた形での、そこに、」 と云った人声に、葉裏から蛍が飛んだ。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
のんきなもので、敵が直ぐ頭の上に窺ツてゐるとも知らないで、ぴかり、ぴかり、體を光らしながら、草の葉裏で一生懸命に露を吸ツてゐる。
三島霜川 水郷 青空文庫
作例 · 標準
ガーデニング中は、アブラムシが隠れていないか、葉裏まで念入りにチェックするのが収穫量を増やすコツだ。
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突然降り出した夕立を避けるため、一匹の雨蛙が紫陽花の大きな葉裏に身を潜めて雨宿りをしていた。
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多くの植物は、葉裏にある無数の気孔を通じて二酸化炭素を取り込み、光合成を行っている。
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