書格
しょかく
名詞
標準
文例 · 用例
アンはX光線専門の助手で、家内は頼まれて、私と親交のある同療養院の院長ルイス・ボウルドウイン博士と、副院長ヘルトン・マッコウエン博士と二人の秘書格として、勤めていたのです。
— 牧逸馬 『アリゾナの女虎』 青空文庫
秘書格の木戸の顔も、それに交っていた。
— 海野十三 『少年探偵長』 青空文庫
だから、秘書格の駒井さんは、そのつど、立ってゆきます。
— ――「正夫の童話」―― 『白い朝』 青空文庫
二 この生れたままの自然発生的な書というものにもいろいろあって、生れながらに筆硯的感覚を多分に持っている人のは、或る点まで立派に書格を保有し、無邪気で、自然で、いい加減な習字先生のよりも遥に優れたものとなる。
— 高村光太郎 『書について』 青空文庫
書の品格、仮りに書格といおうなら、その書格を構成する分子としてその綴装様式は重大な役割りをもつものである。
— 恩地孝四郎 『書籍の風俗』 青空文庫
書格は急遽一躍数倍した。
— 北大路魯山人 『現代能書批評』 青空文庫
更に、我洋画壇の巨擘安井曽太郎画伯が親しく装幀の労を執られ、巧みに『広辞苑』の書格を表現せられたことに対し、編者として深い感銘を禁じ難い。
— 新村出 『『広辞苑』後記』 青空文庫
しかし書道の面から見ても、彼の書格には、一脈の禅味と気魄があって、凡筆でないということは専門家も一致して云い、古来定評のある所である。
— 吉川英治 『随筆 宮本武蔵』 青空文庫