初凪
はつなぎ
名詞
標準
first lull of the year
文例 · 用例
――田螺公)五首ずつ集 最近作二月末日〆切 五首 (題□□□)佐波郡三田尻駅前浴永不泣子宛(椋鳥会『初凪』 大正二年一月)
— 種田山頭火 『雑信(二)』 青空文庫
昭和二十一年九月十一日小諸山廬にて高浜虚子昭和十六年初凪や大きな浪のときに来る一月元日 由比ヶ|浜散歩。
— 高浜虚子 『六百句』 青空文庫
丸というのはつなぎ竿になっていない物のこと。
— 幸田露伴 『幻談』 青空文庫
私はつなぎ竿をのばして捕虫綱を宙高く構えながら、まるで私を嘲嗤ふかのやうに櫟の稍を高く低く縫ふてゆく一羽の蝶を追ひはじめた。
— 牧野信一 『その村を憶ひて』 青空文庫
それはつなぎ提灯のやうになつたり、弥次郎兵衛のやうに両脚をよち/\と打ち振つたり、それぞれあちらこちらに飛び散るやうに見えたり、してゐるかと見ると、やがて中空に浮んで大うねりを漂はせながら一列に並んでしまふ。
— 牧野信一 『鱗雲』 青空文庫
だから同時にその言語と言ふ機関がなければ、我々の思想と言ふものはつなぎを失つた蕎麦粉と同じ事で、何処へ飛んで行つてしまふか訣らない。
— 折口信夫 『国語と民俗学』 青空文庫
短い糸はつなぎ合せて玉にしてあり、それも木綿と絹とが別にしてあって、幾つか溜ると蒲団の被などに織ってもらいます。
— 小金井喜美子 『鴎外の思い出』 青空文庫
豆畠 そうこうしているうちにわたしの豆畠は――その畝はつなぎ合わすとすでに七マイルも植わっている――草取りされるのを今か今かと待っていた。
— WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 『森の生活――ウォールデン――』 青空文庫
作例 · 標準
新年最初の釣りは、穏やかな初凪の中で行われた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
初凪の海は、まるで鏡のように静かだった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
冬の厳しい天候が過ぎ去り、ようやく初凪が訪れた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash