花柳病
かりゅうびょう
名詞
標準
sexually transmitted disease
文例 · 用例
人の話によると、乞食は二人とも見かけよりは若い四十ほどの男女で、男は根からの白痴、女は嘗てこの遊里に郭勤めをしていた遊女が花柳病で頭を壊したその成れの果てということです。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
たちまち丹造の欲がふくれて、肺病特効薬のほか胃散、痔の薬、脚気良薬、花柳病特効薬、目薬など、あらゆる種類の薬の製造を思い立った。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
一種の軽い花柳病だと思っているうちに、だんだんにそれが重ってくるらしいので、抱え主もかれに勧め、彼女自身もそう思って、久しぶりで兄のところへ便りをすると、兄の良次はまた迎いに来てくれた。
— 岡本綺堂 『水鬼』 青空文庫
國漢の老教師は、どう勘違ひしたか、「それは何でも花柳病の藥になるやつでせうがな。
— 中島敦 『かめれおん日記』 青空文庫
花柳病にかかって、間接に子種を亡ぼしたのは云う迄もないだろう」 又或る獣医はこんな話をした。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
私は花柳病を専門として開業しましてから、二年目に妻を迎えました。
— 小酒井不木 『暴風雨の夜』 青空文庫
然しながら、妻が、泥酔した夫や花柳病にかかっている夫との性的交渉を拒絶すべき母として当然の権利を、擁護してはいないのである。
— 宮本百合子 『昨今の話題を』 青空文庫
――」「このかいわいお医者は花柳病ばかり。
— 宮本百合子 『昨今の話題を』 青空文庫
作例 · 標準
昔は花柳病という言葉が使われたが、現在は性感染症という呼称が一般的だ。
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彼は若い頃、不摂生な生活がたたり花柳病を患ったことがあると告白した。
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歴史小説には、吉原の花柳病について触れている記述がたびたび登場する。
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公衆衛生の改善により、花柳病の発生率は大幅に低下した。
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