霊狐
れいこ
名詞
標準
fox with supernatural powers
文例 · 用例
いや実際当時の風評に、良秀が画道で名を成したのは、福徳の大神に祈誓をかけたからで、その証拠にはあの男が絵を描いてゐる所を、そつと物陰から覗いて見ると、必ず陰々として霊狐の姿が、一匹ならず前後左右に、群つてゐるのが見えるなどと申す者もございました。
— 芥川龍之介 『地獄変』 青空文庫
そうして、寺の栄枯盛衰に関する場合には、霊狐の本能を現わして寺を守ることになっている。
— 恐山の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
しかく英雄によって名残りを残す一城の大手門なのであって、「お花さん狐」にしてからが、その英雄時代にすでにその同じ城内に巣をくって、長生今日に至るほどの霊狐なのですから、次第によっては歴代の御連枝以上に信仰もされている。
— 恐山の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
慶一が聴きたいっていうから」「それいこう。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
相手の意に任せながら、その牆を越えてこそ、そもじ二人は、この島の主といえるのじゃ」 昨夜に続いて、再びこの島にも、聞くも不思議な世界が、ひらかれいこうとしている。
— 小栗虫太郎 『紅毛傾城』 青空文庫
けれども、彼を許して、赤坊に(れいこんの)出来ないのは、自分の卑少のせいか?
— 一九二一年(大正十年) 『日記』 青空文庫
」「れいこん、すなわち魂だ」「えッ、たましいの霊魂か。
— 海野十三 『霊魂第十号の秘密』 青空文庫
ノルマンは、さんざ、巨人ハルクを、利用するだけ利用したうえ、ハルクが毒蛇のためにかまれて、もう再起する力がないと見るや、れいこくにも、ハルクを倉庫の中にすててしまった。
— 海野十三 『火薬船』 青空文庫
作例 · 標準
その神社には、神の使いとされる白い霊狐が祀られており、商売繁盛の御利益がある。
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昔話では、人間に化けた霊狐が恩返しにやってくるという物語が数多く語り継がれている。
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夜の森で、まるで霊狐のようにしなやかで神秘的な姿をした狐と偶然目が合った。
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