追い立て
おいたて
名詞頻度ランク #39491 · 青空 38 例
標準
ejection
文例 · 用例
小川を渡って、乾草の堆積のかげから、三人の憲兵に追い立てられて、老人がぼつ/\やって来た。
— 黒島傳治 『穴』 青空文庫
自分が追い立てるようにして越前屋へ出してやった亭主の藤吉が、どうして再び江戸川の方角へ迷って行って、そこに身を沈めるようになったのか。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
その只の長屋も、家に働く者がなくなれば追い立てをくうのだ。
— 黒島傳治 『土鼠と落盤』 青空文庫
この中のどれが一番、重大な原因であるか判らないほど、ごちゃごちゃのものに追い立てられて彼は清水を急いで離れて行ったのであった。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
今、この焦がれるような苦しみに追い立てられて、わたしは死にもの狂いになってあなたに縋りつきます。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
「ナァニ、こんな物が重いものか」と、追い立てるようにして出発したが、その遅いこと牛の歩行も宜しくである。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
ホイホイ背後から追い追い立て、約二里ばかり進めば、八溝川の上流、過般の出水の為に橋が落ちている。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
銀子も体に隙がないので、拭き掃除に追い立てられてばかりもいず、夜床についてから読書に耽ったりして、寝坊をすることもあり、時には煩さがって、わざと髪結いさんの家で、雑誌を読みながら時間を潰したりした。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
作例 · 標準
例句