箇年
かねん
名詞
標準
文例 · 用例
船橋へ転地して一箇年経って、昭和十一年の秋に私は自動車に乗せられ、東京、板橋区の或る病院に運び込まれた。
— 太宰治 『東京八景』 青空文庫
甲州には、満一箇年いた。
— 太宰治 『東京八景』 青空文庫
この紙袋の中の作品を、昭和八、九、十、十一と、それから四箇年のあいだに全部発表してしまったが、書いたのは、おもに昭和七、八の両年であった。
— 太宰治 『十五年間』 青空文庫
私がはじめて東京で作品を発表した昭和八年から、二十年まで、その十二箇年間、私はあのサロンの連中とはまるっきり違った歩調であるいて来た。
— 太宰治 『十五年間』 青空文庫
淀橋のアパートで暮した二|箇年ほど、私にとって楽しい月日は、ありませんでした。
— 太宰治 『きりぎりす』 青空文庫
君は既に三箇年間、大学の生活をして来ました。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
准団員の最長期間は二箇年限とし、以後は正団員として全団員と同等の待遇を与える。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
それから二箇年間に、少しずつ手当がふえていって、二箇年が過ぎると、正団員になって、全団員と同等の待遇を受けるようになるのである。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫