無明長夜
むみょうじょうや異読 むみょうぢょうや
名詞
標準
the long night of spiritual darkness
文例 · 用例
無明長夜の燈炬なり智眼くらしとかなしむな生死大海の船筏なり罪障おもしとなげかざれと彼は讃詠するのである。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
誰か来って、この無明長夜の眠りをさます者はないか……かれは、天上、人間、地獄、餓鬼、畜生に向って、呼びかけているかとも見られる。
— めいろの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
けれども泣いたって喚いたって仕方がありませんね、前世の業というのが、これなんです、つまり無明長夜の闇に迷う身なんでございますね。
— 安房の国の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
悲しいことに皆様はいつかこの無明長夜の夢からお醒めになる時がありましても、私共にはこの生涯においては、そのことがあるまいと思われますのでございます。
— 無明の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
本文通り、乙者から言説のきっかけを投げられたが最後、「明るい晩と申しましても、夜は夜でございます、人の世そのものが、無明長夜の眠りでございまして、迷途覚路夢中行と、道元禅師も仰せになりました……」なんぞときめ出されようものならば、富楼郷といえども辟易する。
— 山科の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
終わりのない苦しみの中にいる自分を、まるで無明長夜を歩んでいるかのように感じた。
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仏の教えこそが、我々の無明長夜を照らす唯一の光である。
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知識が普及していない暗黒時代は、人類にとっての無明長夜であったと言える。
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