閑文字
かんもじ異読 かんもんじ
名詞
標準
idle words (in a written passage)
文例 · 用例
「室町も末になって、乱世の間に連歌なんという閑文字が弄ばれたということも面白いことですが、これが東国の武士の間に流行ったのは妙ですよ。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
小説や風聞録のようないわゆる閑文字について言われる事は、実は大多数の読者にとって、他の大部分のいわゆる重要記事についても言われるのである。
— 寺田寅彦 『一つの思考実験』 青空文庫
多くの読者が社会記事や政治欄を読む心持ちが小説その他の閑文字を読む心持ちと根本的にどれだけ違うかという事はよくよく考えてみるとかえって容易にわからなくなって来る。
— 寺田寅彦 『一つの思考実験』 青空文庫
一方では俳諧を無用の閑文字と考える風がますます盛んである。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
すでにいいかげん閑文字を羅列したことを恥じる。
— 有島武郎 『想片』 青空文庫
此點からいふと單に美的な文字は昔の學者が冷評した如く閑文字に歸着する。
— 夏目漱石 『鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年』 青空文庫
俳句趣味は此閑文字の中に逍遙して喜んで居る。
— 夏目漱石 『鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年』 青空文庫
だから芸術に於ては閑文字だからと言つて捨て去ることは出来ない。
— 田山録弥 『不思議な鳥』 青空文庫
作例 · 標準
この報告書は、閑文字が多くて要点が掴みにくい。
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作家は、無駄な閑文字を削ぎ落とし、文章を磨き上げた。
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会議の議事録には、時折、発言の繋ぎとなる閑文字が見られる。
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