蜜糖
みつとう
名詞
標準
文例 · 用例
彼等はマグナス領から蜜糖水と酒と牝牛の肉を沢山に積み入れて船出した、帰りにはその代償として金の頸鎖や胸かざりやいろいろな貴重品も年少の奴隷たちも黒い髪と黄ろい髪の女たちも島ぐにの王たちの宝石の飾りある刀剣も思いのままに与えることが出来ると思って海賊たちは快く笑った。
— フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 『剣のうた』 青空文庫
胸や口のまわりには、田楽の味噌だの、黄粉だの、あまくさい蜜糖の粘りだのがこびりついていて、いかに、かれの胃袋が、きょう一日をまんぞくにおくっていたかを物語っている。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
しかし恐怖におののく妖花の姿を見ると、その瞳は、いつかお延の甘い蜜糖にとろけて、背中へ廻した大刀を、再びふりかぶる勇気も挫けてしまう。
— 吉川英治 『剣難女難』 青空文庫