惜しくも
おしくも
副詞頻度ランク #23405 · 青空 0 例
標準
to one's regret
文例 · 用例
小一年にもなる女だから、それ位のことは惜しくもないさ、惜しくつともまあ惜しくないつてことにしておくさ。
— 平出修 『二黒の巳』 青空文庫
それが不可解でもあるし、口惜しくもあつた。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
けれども私は本心は、そんなに口惜しくもなかつたのである。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
御辞退申兼ねて帰りては来たれども、これを思うに、われも亦御心に飽かずとせらるる文字をつらぬるに過ぎざらんと、口惜しくもまた心苦しくおもうのである、と話した。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
お二人は、「そんなものは惜しくもないけれど、いったいおまえは何者だ」とおたしなめになりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
そして口惜しくもなった。
— 雷峯怪蹟 『蛇性の婬』 青空文庫
勿論、その事情を手紙にかいて先生宛に発送して置いたが、先生には当分逢われないかと思うと、なんだか名残り惜しくもあった。
— 岡本綺堂 『深見夫人の死』 青空文庫
――惜しくも、彼の稀なる九折の回廊も共に消え去せたが、吾等は、常緑樹の翠の香が煙りの如く漂ふうちに――何時、何処でゞも、居ながらに、直ちに彼の悉くの珠玉の光りに接し得らるゝ――。
— 牧野信一 『珠玉の如き』 青空文庫
作例 · 標準
例句