申報
しんぽう
名詞
標準
文例 · 用例
「もう解つたから、それぢや自分の仕事をするがいい、後にわしが申報書を拵へて來て遣るから、それへ印形を捺せばそれで手續は濟むんだからな」巡査はさういつてさうして被害者が「そんぢや、わし蜀黍隱して置く處見出あんすから、屹度有んに極つてんだから」といふ聲を後にして畑の小徑をうねりつゝ行つた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
巡査は午後に申報書の印を取りに來て勘次の家へ行つて見た。
— 長塚節 『土』 青空文庫
巡査へ噺をして見たが其の時はもう被害者からの申報書が分署へ提出されてあつたので更に分署長へ懇請して見た。
— 長塚節 『土』 青空文庫
申報の号外を子供が売つて歩く。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
新支那中央政府の要人たる傳式説氏や趙正平氏などを中心とする文芸科学社関係のグループや、中華日報や新申報への関係の人々を除いては、たとえ和平派に心を寄せ東亜新秩序建設に志ある人々でさえ、表面上灰色的態度を取らざるを得ず、日本人と会談することなどは甚だしく警戒する。
— 豊島与志雄 『上海の渋面』 青空文庫
雑誌は数十種刊行されているが微々たるものであり、ただ新聞のみは賑かで、汪派の中華日報や新申報と、重慶派の申報や新聞報や大美晩報其他との間に、激越な政治的論争が繰返されている。
— 豊島与志雄 『上海の渋面』 青空文庫
「新申報」といふ親日新聞は、この租界ではさつぱり売れないさうである。
— 岸田國士 『従軍五十日』 青空文庫
……學科ヲシテ理解シ易カラシメンガ爲、懸圖及塗板ヲ用ヒ、……(傍点は小倉)」(1)今の東京教育大学の前身 (2)今の東京大学の前身 (3)『ダビット・モルレー申報』(明治六年)。
— 小倉金之助 『黒板は何処から来たのか』 青空文庫
ウィキペディア
『申報』 は、清末民初の中国において最も発行期間の長かった、そして強い影響力を持っていた新聞の一つである。正式名称は「申江新報」。
出典: 申報 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0