侍童
じどう
名詞
標準
文例 · 用例
御所の侍童を勤めて源氏の知った顔もある。
— 帚木 『源氏物語』 青空文庫
将来のためにもなりますから、御所の侍童を勤めさせたいようですが、それも姉の手だけでははかばかしく運ばないのでございましょう」 と紀伊守が説明した。
— 帚木 『源氏物語』 青空文庫
院の預かり役の息子で、平生源氏が手もとで使っていた若い男、それから侍童が一人、例の随身、それだけが宿直をしていたのである。
— 夕顔 『源氏物語』 青空文庫
美しい侍童などがたくさん庭へ出て来て仏の閼伽棚に水を盛ったり花を供えたりしているのもよく見えた。
— 若紫 『源氏物語』 青空文庫
中将の子で今年から御所の侍童に出る八、九歳の少年でおもしろく笙の笛を吹いたりする子を源氏はかわいがっていた。
— 榊 『源氏物語』 青空文庫
六人の侍童の姿は朱色の服の上に桜襲の汗袗、袙は紅の裏に藤襲の厚織物で、からだのとりなしがきわめて優美である。
— 絵合 『源氏物語』 青空文庫
侍童らは青色に柳の色の汗袗、山吹襲の袙を着ていた。
— 絵合 『源氏物語』 青空文庫
双方の侍童がこの絵の箱を御前に据えたのである。
— 絵合 『源氏物語』 青空文庫