策する
さくする
動詞-サ変-特殊動詞-他動詞
標準
to devise a plan
文例 · 用例
まゝよ、一分でも乘後れたら停車場から引返さう、それが可い、と目指す大阪を敵に取つて、何うも恁うはじめから豫定の退却を畫策すると云ふのは、案ずるに懷中のためではない。
— 泉鏡太郎 『大阪まで』 青空文庫
利根川の河原に望みて、堤防に櫻を多く植ゑたり、常には散策する人もなく、さびしき芝生の日だまりに、紙屑など散らばり居るのみ。
— 萩原朔太郎 『純情小曲集』 青空文庫
それは凡べて新しき刺激は心海に新しい衝動を與へて波浪を扇るものであつて、そして其の波浪の活動衝激は心海の死靜を破り、腐氣を掃蕩し、元氣を振策するが爲に、自ら氣の張るを致すと云ふのに本づいて居るので、新境の現前は言ふまでも無く新しい刺激を與へるからである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
芹沢亡き後の新撰組は、当然近藤、土方の天下で、幕府の後押しもあり、京都守護職、松平|容保の信頼もあり、隊の勢は日ならずして隆々として揚り、京洛に劃策する勤皇の志士にとつて、陰然たる一大敵国を成すに到つた。
— 池田屋襲撃 『大衆維新史読本』 青空文庫
……若し其校歌採用の件とかの順序を知らない爲めに、他日誤つて何處かの校長にでもなつた時、失策する樣な事があつても大變ですから、今教へて頂く譯に行きませぬでせうか。
— 石川啄木 『雲は天才である』 青空文庫
……若し其校歌採用の件とかの順序を知らない為めに、他日誤つて何処かの校長にでもなつた時、失策する様な事があつても大変ですから、今教へて頂く訳に行きませぬでせうか。
— 石川啄木 『雲は天才である』 青空文庫
そこで大王は一七四二年四月ベーメンに退却し、後図を策する考えであった。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
寺田氏は、豊富な自分の才能のあの庭、この花園と散策する姿において、魅力を感じる人々に限りない愛着を抱かせているのである。
— 宮本百合子 『作家のみた科学者の文学的活動』 青空文庫