藪医
やぶい
名詞
標準
(medical) quack
文例 · 用例
竹斎というのは小説の主人公の藪医者の名さ。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
五十位の汚いオヤジでしたが、そいつを見ると私は無性に腹が立ちましたので……この泥掘り野郎……貴様みたいな藪医者に用は無い。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
さア、藪医者が飛んできよる。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
ソクラテスも霊魂不朽を説かざれば、一個の功利論家を出る能はざるなり、孔子も道は邇きにありと説かざれば、一個の藪医者たるに過ぎざりしなり。
— 北村透谷 『内部生命論』 青空文庫
己れの取る所を奉信するは善し、己れの取る所を以て、他の取る所を妄排す、是を思想界の藪医術と言はずして何ぞや。
— 北村透谷 『頑執妄排の弊』 青空文庫
夫れ藪医術とは外科の医術を言ふなり、而して其の外科たるは、人間の病原を探りて後に其治術を講究するにあらずして、外部に表はれたる病象の一部分を見て、直に膏薬を塗するに留まるなり。
— 北村透谷 『頑執妄排の弊』 青空文庫
咄、藪医術はいかほどに進歩するとも、人世に於て何の功益するところあらんや。
— 北村透谷 『頑執妄排の弊』 青空文庫
信仰個条彼れ自身は、藪医術にあらず、繩墨彼自身は藪医術にあらず、唯心論も亦た然り、唯物論も亦た然り、然れども個の信仰個条を擁し、個の繩墨を擁し、個の善悪論を擁し、個の唯心論を擁し、個の唯物論を擁し、之を以て宇宙を法規する唯一の真理と迷信する輩の手に於て、藪医術の本源は存するなり。
— 北村透谷 『頑執妄排の弊』 青空文庫
作例 · 標準
あの藪医にかかったせいで、病気が長引いてしまった。
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「そんな藪医の言うことは信用できないよ。」と彼は不信感を露わにした。
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彼の病気は藪医では治らず、名医を探すことになった。
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