熱読
ねつどく
名詞
標準
文例 · 用例
私は当時ナポレオンを熱読したものだ。
— 坂口安吾 『暗い青春』 青空文庫
二人はともにゲーテの熱読者であつたのは奇縁だが、牧野さんは恐らくネル※ルの名前すら知らずに死んだ。
— 坂口安吾 『牧野さんの死』 青空文庫
その読み方が子供みたいに字を読むのが楽しくて読んでいるのではないので、書いてあることが面白いから熱読しており、特に講談(そのころは小説の外に必ず講談が載っていた。
— 坂口安吾 『石の思い』 青空文庫
腕を組んで坐り工合の姿勢のよい彼は余りに後進の若い人達の作品を熱読して、読売文学賞とか芥川賞の折にはどの作家よりも沢山に読んでいる人であった。
— 室生犀星 『われはうたえども やぶれかぶれ』 青空文庫
ムーアは新聞を熱読しているようだ。
— THE ROMANCE OF THE SECRET SERVICE FUND 『諜報部秘話』 青空文庫
これを書きながら思い出されるのは、少年の頃、久保天随氏の演義三国志を熱読して、三|更四|更まで燈下にしがみついていては、父に寝ろ寝ろといって叱られたことである。
— 序 『三国志』 青空文庫