繋縛
けいばく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
constraint
文例 · 用例
うすいうすい真綿の毛のような繋縛がいつも絡みついてたいして堕落へ引き込むという懸念も無い代りに綺麗に吹き払おうと思えばなかなか除きにくい、これが自分の性情の運命である。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
これはどうしても決心を新にして少しでも繋縛の気のあるところは早速に避け退き、ひたすら求道の一途に奔らねばならない。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
そこへ気が付けば馬翁に対する憐愍も十分、自分の繋縛の一つでないことはない。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
あの超人の出来損い、またしても自分の弱い性情に附込んで繋縛となるのか。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
人間の生活は、全く苦惱で而も意味は空ツぽだけれども、智識は其の空ツぽを充して、そして種々の繋縛をぶち斷ツて呉れるのだ。
— 三島霜川 『解剖室』 青空文庫
何といつても妻といふものには懲りた上、精神のまはりに附いてゐる厚い殻はさういふ現実上の繋縛に再び牽かれることをすつかりおつくうがつてゐた。
— 岡本かの子 『小町の芍薬』 青空文庫
我は識らず、我は悟らず、如何なる罪によりて繋縛の身となりしかを。
— 北村透谷 『我牢獄』 青空文庫
渠は凡のものを蔑視したるなるべし、浄海も渠を怖れしめず、政権も渠を懸念せしめず、己れの本心も渠を躊躇せしむるところなく、激発暴進、鉄欄の以て繋縛する者あるに至るまでは停駐するところを知らざるなり。
— 北村透谷 『心機妙変を論ず』 青空文庫
作例 · 標準
創造性を発揮するためには、既存の概念からの繋縛を断ち切る必要がある。
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彼は古い慣習という繋縛から自分を解放し、新しい生き方を見つけた。
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「もう、そんな古い考えに囚われてちゃダメだよ!」
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