左袖
ひだりそで
名詞
標準
文例 · 用例
「上着の左袖に七つも泥の跳ねがございます。
— THE ADVENTURE OF THE SPECKLED BAND 『まだらのひも』 青空文庫
「お金は……」 万平は左袖に抱えていたタイルの褌包みを差出した。
— 夢野久作 『芝居狂冒険』 青空文庫
紅の鮮血がジュパーンの左袖を真赤に染めた。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
次郎が近づいて行くと、恭一は、梯子段をおりたところで、自分のからだをぴったりと次郎のからだにこすりつけて、ふところにしていた右手を、すばやく次郎の左袖に突っこんだ。
— 第二部 『次郎物語』 青空文庫
(ダラリとさがっている左袖をゆすって見せる)炭車のウインチに持ってかれて、こうだ。
— 三好十郎 『炎の人――ゴッホ小伝――』 青空文庫
左袖に花をつけたおそ桜二、三本。
— 三好十郎 『天狗外伝 斬られの仙太』 青空文庫
村道は本舞台にかかるとすぐ二つに分れて、一方は左袖へ消え、一方は右に曲って、水田の中を斜めに断って、右奥へ曲って消えている。
— 三好十郎 『天狗外伝 斬られの仙太』 青空文庫
学生服の左腕が肩の所から無く、上着の左袖はポケットの中に突込んでいる。
— 三好十郎 『廃墟(一幕)』 青空文庫