逓信省
ていしんしょう
名詞
標準
Ministry of Communications and Transportation (dissolved in 1949)
文例 · 用例
私は逓信省に勤めた小官吏です。
— 泉鏡花 『革鞄の怪』 青空文庫
綾さんの父は、川越の藩士で、明治七八年頃からづツと逓信省の腰辨は腰辨でも、其の頃の官吏だからナカ/\幅も利けば、生活も樂にしてゐたらしい。
— 三島霜川 『昔の女』 青空文庫
雨あがりの道の、ところどころに残っている水たまりを避けて、木挽町の河岸を、逓信省の方へ行きながら、たしかこの辺の曲がり角に看板のあるのを見たはずだがと思いながら行く。
— 森鴎外 『普請中』 青空文庫
ところがこの灯台は逓信省灯台局直轄の三等灯台で、れッきとした看守人が二人おり、その家族や小使を合わせて目下六人もの人々が暮しているのだ。
— 大阪圭吉 『灯台鬼』 青空文庫
その叔父さんはもと逓信省の官吏でしたが、探偵小説が大好きで、年は五十になったばかりですけれど、退職して毎日探偵小説を読んでいるという変わりものです。
— 小酒井不木 『紅色ダイヤ』 青空文庫
それに叔父さんは、もと逓信省にいて電信符号のことを、よく知っているから、いよいよ犯人は、叔父さんだと推定したのです。
— 小酒井不木 『紅色ダイヤ』 青空文庫
「勉強せよ」2・12(夕) 逓信省内で比べ物にされてゐた下村宏氏は、遠く台湾くんだりへ往つてしまふし、その後はと言へば、弾力のありさうな者は誰一人無し、数へてみると、何といつても、「俺だ。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
」と、それ以来通信局長の田中次郎氏は、思ひなしか逓信省内が広々としたやうに思はれた。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
古い官舎の跡地を整理していたら、「逓信省」という刻印が入った古いレンガが見つかった。
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明治から昭和にかけて存在した逓信省は、郵便、電信、電話に加え、航空まで管轄していた。
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歴史の資料館で、逓信省時代に使われていた赤い郵便ポストの模型を見学した。
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