前仏
ぜんぶつ
名詞
標準
Buddha prior to Gautama
文例 · 用例
以前、あのあたりの寺子屋で、武家も、町家も、妙齢の娘たちが、綺麗な縮緬の細工ものを、神前仏前へ奉献する習慣があって、裁縫の練習なり、それに手習のよく出来る祈願だったと言います。
— 泉鏡花 『河伯令嬢』 青空文庫
又ある知辺の言ふのでは、あれは三十年|前仏蘭西へ往つた時に覚えて来た癖ださうだが、それでも一向差支ない、折角仏蘭西まで往つて何一つ覚えなかつたとすれば、せめて葉巻の味位覚えて居ても好いのだから。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
生前仏道は信じなかつたものの大学教授だつたから無切符で浄土へ入れると言ふかも知れないが、博士も矢張その公家と一緒に、虫の声に心を惹かされてゐるに相違ない。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
かくして諸行無常はいわば前仏教的な体験から仏教的な思想にまで高められる。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
漢学者の塩野の亡くなった父とは友人で、二人はまた絶えず生前仏教と儒教との立場の違いのために、論争ばかししてどちらも死んだということを矢代は塩野から聞いたことがあった。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
而して其著「理学鈎玄」は先生が哲学上の用語に就て非常の苦心を費したもので「革命前仏蘭西二世紀事」は其記事文の尤も精采あるものである。
— 幸徳秋水 『文士としての兆民先生』 青空文庫
もう棺桶も来ていて、仏前仏具の手廻しも、なるほど万端抜かりはない。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
以前仏教がまだ常民の風習に干渉せず、すなわち所謂盆の月を以て全く新亡者の供養に委ねてしまわなかった時代には、この春秋二回の第一の望の夜は、大体相似たる祭典が行われていたらしいのである。
— 柳田国男 『年中行事覚書』 青空文庫
作例 · 標準
仏教の教えでは、釈迦如来以前にも多くの前仏が存在したとされる。
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経典には、過去世に悟りを開いた前仏たちの物語が記されている。
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彼は瞑想の中で、いにしえの前仏の姿を垣間見た気がした。
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標準
Gautama Buddha
作例 · 標準
座禅を組み、前仏の教えに耳を傾ける。
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この寺院には、前仏を模した美しい仏像が安置されている。
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前仏が説いた四諦八正道は、今も多くの人々に指針を与えている。
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