法問
ほうもん
名詞
標準
文例 · 用例
それに、村口多鶴子は監督との恋愛事件のいまわしい結果が刑法問題になったという、いわば新聞の見出し通り、「問題の美貌女優」だった。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
此等の探檢によつて得た成績は、多くは未だ發表にならぬけれども、其うちに唐代若くばその以前の文書――吾が輩が前項に述べた支那紙の原料及び製法問題を解決するに屈竟なる材料が少くないことだけは確實である。
— 桑原隲藏 『紙の歴史』 青空文庫
ようやく勝業を積みて、粗鄙を陶冶し、無数の形を経て、神明を澡錬し、すなわち無生に至りて、仏道を得」と)百法問答抄云、死時六識先滅、七八次死、生時七八先生、六識次生。
— 井上円了 『通俗講義 霊魂不滅論』 青空文庫
(『百法問答抄』にいわく、「死するときは六識まず滅し、七、八ついで死す。
— 井上円了 『通俗講義 霊魂不滅論』 青空文庫
本書の著者が刑法問題ならびに法律上の処刑判決について研究中、一片のパンの窃盗が一人の運命の破滅の出発点となった例に接するのは、これが二回目である。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
それでも彼はテーブルにしがみ付くようにして、また憲法問題を論じだした。
— 大鹿卓 『渡良瀬川』 青空文庫
しかし当藩へ講演に見えられたとき、兵法問答のうえで江戸城攻略と、碓氷峠を中心にして軍略を述べられたことがある。
— 山本周五郎 『夜明けの辻』 青空文庫
唯識論とか、百法問答|鈔とかいう難解なものすら、十二歳のころに上げてしまったし、十五歳の時には、明禅法印から、密法の秘奥をうけて、かつて、慈円僧正が大戒を授けた破例を、(依怙贔屓である)と、罵った一山の大衆も、今では、口を黙して、(やはり、彼の質は天稟なのだ)と認めるようになっていた。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫