駆集
かけるしゅう
名詞
標準
文例 · 用例
」 少し離れて半円を廻わして、遊山がえりの――自動車より前に駆集った群が、間近くも寄らないのは、銅像に攀じた魔の振袖のはじめから、何となきこの拳銃の影であった。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
及ばずながら私が光子様をお庇い申せば、夜叉、羅刹を駆集めて、あなた方と喧嘩をしてなりと毛頭御渡し申しませんが、事を好んでするではなし。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
正規兵の代りに全朝鮮の虎猟師を駆集めたなぞは、楠正成そこのけの戦術家だった。
— 服部之総 『撥陵遠征隊』 青空文庫
日頃出入の者は云うに及ばず、屈竟の若者共は思い思いの武器を把って駈集まった。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
他の人々も駈集った。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
その声に驚いて、外に逃出していた百姓連中がワイワイと駈集まって来るのを、銀之丞は和尚の屍体に片足かけたまま見下した。
— 夢野久作 『名娼満月』 青空文庫