逢着
ほうちゃく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
encountering
文例 · 用例
その拡ごりの隙より、今や見る土量の幅は天幅を閉ぎて蒼穹は僅かに土量の両|鰭に於てのみ覗くを許している土の巨台に逢着した。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
ここに吾人は科学と形而上学との間の際どき境界線に逢着すべし。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫
生命とか精神とかいうものを除いたいわゆる物質を取扱って何事かしようという時にはすぐに物理学的の問題に逢着する。
— 寺田寅彦 『物理学の応用について』 青空文庫
これらの場合における能知者と所知者の関係を立ち入って考えて行けば、歴史は科学として成立し得るかというような大問題や、写生の意義如何という広い問題に逢着する。
— 寺田寅彦 『文学の中の科学的要素』 青空文庫
さうして今此遺著を読んで見ると、改めて石川君に逢着したやうな気がする。
— 伊藤左千夫 『『悲しき玩具』を読む』 青空文庫
そうして偶然に逢着したのが津田君であった。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
それからあのいつもの漆喰細工の大玄関をはいってそこにフロックコートに襟章でも付けた文部省の人々の顔に逢着するとまた一種の官庁気分といったようなものも呼び出される。
— 寺田寅彦 『帝展を見ざるの記』 青空文庫
こんな空想にふけりながら自分は古来の日本画家の点呼をしているうちに、ひょっくり鳥羽僧正に逢着した。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
作例 · 標準
新規事業の立ち上げメンバーに選ばれたが、予想もしなかった資金繰りの困難に逢着した。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
長く研究を続けていれば、いつかはどうにも解決できない壁に逢着する日が来るものだ。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
山道で迷い、携帯の電波も届かない最悪の事態に逢着してしまい、途方に暮れた。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview