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沈毅

ちんき
名詞
1
標準
文例 · 用例
慈愛の眼、情熱の眼、沈毅の眼、果斷の眼、全てが闘爭の大器に盛られた信念の眼。
富岡誠 杉よ! 眼の男よ! 青空文庫
高潔|沈毅な鼻の表現に万軍の信頼を集めつつ、天地を震撼する大魔王の鼻を一撃のもとに打ち砕いた英雄がありました。
夢野久作 鼻の表現 青空文庫
ステップニャツクの肖像や伝記はその時分まだ知らなかったが、精悍剛愎の気象が満身に張切ってる人物らしく推断して、二葉亭をもまた巌本からしばしば「哲学者である」と聞いていた故、哲学者風の重厚|沈毅に加えて革命党風の精悍剛愎が眉宇に溢れている状貌らしく考えていた。
内田魯庵 二葉亭余談 青空文庫
沈毅な容貌に釣合う錆のある声で、極めて重々しく一語々々を腹の底から搾り出すように話した。
内田魯庵 二葉亭余談 青空文庫
沈毅な二葉亭の重々しい音声と、こうした真剣な話に伴うシンミリした気分とに極めて不調和な下司な女の軽い上調子が虫唾が走るほど堪らなく不愉快だった。
内田魯庵 二葉亭余談 青空文庫
然るにいよいよ新任提調として出頭するや、一同は皆|瀟洒たる風流才人を見るべく想像していたに反して、意外にも状貌魁偉なる重厚|沈毅の二葉亭を迎えて一見忽ち信服してしまった。
内田魯庵 二葉亭四迷の一生 青空文庫
謹厳方直容易に笑顔を見せた事がないという含雪将軍が緋縅の鎧に大身の槍を横たえて天晴な武者ぶりを示せば、重厚沈毅な大山将軍ですらが丁髷の鬘に裃を着けて踊り出すという騒ぎだ。
――新文学の曙光―― 四十年前 青空文庫
黙々としていても眼光が鋭く、沈毅重厚、自ら他を圧するところがある。
横光利一 欧洲紀行 青空文庫