物ともせず
ものともせず
表現
標準
thinking nothing of ...
文例 · 用例
彼れはそれを物ともせずに、しつかりした歩き方で堤の上を大跨に歩いた。
— 有島武郎 『幻想』 青空文庫
石高路を物ともせず、独り早朝の霜を踏む。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
弥太郎の颯爽として失敗を物ともせず、次々と希望を湧かして来るような性質をほれぼれと眺めた。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
処が其夜は雪あがりで砂の厄難のないかはり、道が氷の上のやうにすべる、僕は物ともせず頸をすくめてどし/\歩きました。
— 國木田獨歩 『夜の赤坂』 青空文庫
私は味が落ちていないのを喜びながら、この暑さにフーフーうだるのを物ともせず三杯もお代りした。
— 織田作之助 『大阪発見』 青空文庫
乱心者よと押取り囲む毬棒、刺叉を物ともせず。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
しかし林技師の雄弁丸は物ともせずにグングンスチームを上げて行った。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
忽ち勇気を百倍しました私は、アラユル危険を物ともせずに、折からの暗夜に紛れて、旭川の町にかかっているその劇団に付き纏うたものでしたが、そのうちに、トウトウ彼女と連絡を取ることに成功しますと私は、迅速に手筈をきめまして、一気に彼女を引っぱり出してしまったのです。
— 夢野久作 『キチガイ地獄』 青空文庫
作例 · 標準
嵐を物ともせず、漁船は海へと向かっていった。
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周囲の反対を物ともせず、彼は新しい事業を立ち上げた。
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疲労を物ともせず、選手たちは最後まで走り抜いた。
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