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田土

でんど
名詞
1
標準
文例 · 用例
」 市長は心のうちで誰彼といろんな人達を数へあげてみるらしかつたが、やはり岩田土木課長より外に適当な人は見つからなかつた。
大正八(一九一九)年 茶話 青空文庫
戯詠淡婆姑所管多植此民間多種是耶非 穀外常偸田土肥 所見眼前含露秀 安知身後作煙飛 余茎長植吟翁杖 編葉時懸羽客衣 租税頗憑婆子力 休言此物不充饑 戯詠と称しながら、先生の民業の理解を思はしめる。
中村憲吉 頼杏坪先生 青空文庫
で、やむを得ず三田土|護謨工場へ通って僅かに七十八銭の日給を得ていたのだが、物価の高い今日今日七十八銭で自分も食べた上病気の良人一人を養ってゆくことは、困難以上の無理であった。
細井和喜蔵 女給 青空文庫
黄帝は炎帝に次で、天下を治めしもの、其性質は其名称よりして、之を想像し難しと雖も、黄の文字は、或は太陽若しくは田土の色としても解し難きに非ず。
高木敏雄 比較神話学 青空文庫
かかる日に当って、申しては失礼ながら、其許のごときお人を、また無辜の百姓、老幼から多くの将士までを、みすみすこの城とともに田土の底へ埋め去るなど……これは何としても惜しい。
第七分冊 新書太閤記 青空文庫
無理にここで馬を止めたはずみに、馬の前肢がやわらかい田土にふかく入ってしまっている。
第八分冊 新書太閤記 青空文庫
これに反して人口が増殖し分散して、到る処に田土を拓く場合には、最も自然に地名が発生して、人は死し家は絶えても存外に久しく伝わったのである。
柳田國男 地名の研究 青空文庫