直心
じきしん
名詞
標準
true and honest heart
文例 · 用例
この稽古を終ってから、右の貴公子が、兵馬に挨拶をして言いました、「そなたほどの年で、それだけに使える人は全く珍しい、どこで修行なされたか、流儀は直心蔭じゃの」「はい」「そなた、剣術ばかりか、他の武芸は?
— 畜生谷の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
「経済国策研究会」なるものが中心となって、神武会、生産党、直心道場、大日本国家社会党など、それから東京交通労働組合の一部までを従えて、国家改造断行上奏請願運動なるものが巻き起こされた。
— 戸坂潤 『現代日本の思想対立』 青空文庫
藩を浪人して諸国を修行し、武術に限ることはなく、およそ一芸一道に秀でた者は洩れなく訪ねて練り上げたもので、流儀の根本は直心陰です。
— 甲源一刀流の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
聞くところによれば、江戸で島田虎之助という先生の門人で直心陰を学び、それから宝蔵院の槍の極意に達し、突にかけては甲府城の内外はおろか、お膝元へ出ても前に立つ者は少なかろうとのこと」「それほどの人が、御金蔵破り?
— 如法闇夜の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
数年以前より直心陰の流れを汲みまして、未熟者相当の修行中でござりまする」「ナニ、甲源一刀流?
— 三輪の神杉の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
」「兄なる人につきまして、その手ほどきを受け、それより江戸に罷り出でて直心陰の門末に列りました」「直心陰は至極の流儀じゃ。
— 三輪の神杉の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
それで藩侯の兄にあたる松平左近(頼該)の知遇を得ていた関係から、秀之進は早くから藩の学堂たる講道館にまなぶことができ、やや長じてからは藩の師範役である吉田家の道場で直心影の刀法をも稽古する便宜が得られた。
— 山本周五郎 『新潮記』 青空文庫
あれの無鉄砲と、腕前を、おまえはまだ、知らないのだ」「直心影流の達人です。
— 吉川英治 『松のや露八』 青空文庫
作例 · 標準
武道の世界では、直心を以て相手と向き合うことが重要だとされる。
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彼女は常に直心に従って行動するため、周囲からの信頼が厚い。
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直心の持ち主は、どんな困難にも臆することなく立ち向かうだろう。
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