里程標
りていひょう
名詞
標準
milepost
文例 · 用例
南無三宝、此の柱へ血が垂れるのが序開きかと、其十字の里程標の白骨のやうなのを見て居る中に、凭かゝつて居た停車場の朽ちた柱が、風もないに、身体の圧で動くから、鉄砲を取直しながら後退りに其処を出た。
— 泉鏡花 『二世の契』 青空文庫
で、一同が数字の書かれたコンクリートの里程標の立っている処までやって来ますと、案内役の保線課員は片山助役へ、四遍目の事故があったのは昨日の事だからもう後片附けは綺麗に済んでいる旨を断って、現場に関する一通りの説明を始めたんです。
— 大阪圭吉 『とむらい機関車』 青空文庫
「……つまり犯人は、軌条の外側の止木の釘と、反対側にある里程標との間へ縄を渡し、その軌条の中心に当る部分へ豚を縛りつけて轢殺したものであろう、と私達は思うのですが――」 すると片山助役がこう言いました。
— 大阪圭吉 『とむらい機関車』 青空文庫
つまり僕は、――盗んだ豚を殺してからではとても一人では持てないから、生かしたままで線路まで連れて来て、さてそこで上手に汽車に轢かせる様にするためには、単に縄を枕木の端の止木の釘と反対側に立っている里程標との間へ渡して、その真ン中へ豚を縛った位では到底三遍も四遍も成功する事は出来まい。
— 大阪圭吉 『とむらい機関車』 青空文庫
チチコフは十五|露里の里程標をとおり過ぎながら、マニーロフの言葉によると、この辺に彼の村がある筈だと思った。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
けれど十六|露里の里程標も瞬たく間にとおり過ぎてしまったのに、村らしいものはいっこう眼につかなかった。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
こうして、又しても街道の両側を、里程標だの、宿場役人だの、井戸だの、荷馬車の行列だのが、後へ後へと飛びすぎて行き、灰色の村落にさしかかる度毎に、サモワールだの、女房連だの、旅籠屋から燕麦をかかえて飛び出して来る素敏っこい亭主だのが眼についた。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
数字を書いた里程標が眼をかすめて飛びすぎて行く。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
作例 · 標準
国道沿いに立つ古い里程標には、東京から何キロ離れているかが刻まれている。
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サイクリングロードの里程標を目印にして、自分の走行ペースを確認する。
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かつての一里塚は、旅人にとっての里程標として重要な役割を果たしていた。
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