尊貴
そんき
形容動詞名詞
標準
noble (person)
文例 · 用例
最後に、勲功によって授爵される場面で、尊貴の膝下にひざまずいて引き下がって来てから、老妻に、「どうも少しひざまずき方が間違ったようだよ」と耳語しながら、二人でふいと笑いだすところがある。
— 寺田寅彦 『映画雑感(4)』 青空文庫
各自が自己をこの上なく愛し、それを真の自由と尊貴とに導き行くべき道によって、突き進んで行くほかに、人間の正しい生活というものはありえないと私自身を発表してきた。
— 有島武郎 『想片』 青空文庫
かの桶中の哲人の如きは、蓋しそれこの世界が生みたる最も尊貴なる人間の一人たるなからむや。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
婢は「おいらん」を以て人間の最尊貴なるものとしている。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
詩を尊貴なものとするのは一種の偶像崇拝である。
— 石川啄木 『弓町より』 青空文庫
この上留めることは不可能であると帝は思召して、更衣が出かけて行くところを見送ることのできぬ御尊貴の御身の物足りなさを堪えがたく悲しんでおいでになった。
— 桐壺 『源氏物語』 青空文庫
源氏の君はただ皇子であるという点が違っているだけで、自分も同じ大臣といっても最大の権力のある大臣を父として、皇女から生まれてきたのである、たいして違わない尊貴さが自分にあると思うものらしい。
— 紅葉賀 『源氏物語』 青空文庫
あなた様のような尊貴な御身分の方は親類の縁故などをおっしゃるものではございませんでしょう」 と言う女の様子には、重々しさはないが、ただの若い女房とは思われぬ品のよさと美しい感じのあるのを源氏は認めた。
— 花宴 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は尊貴な生まれでありながら、庶民にも分け隔てなく接した。
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尊貴な身分の方々が一堂に会するパーティーが催された。
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尊貴な品格を保ちつつ、彼は常に謙虚な姿勢を崩さなかった。
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