西の対
にしのたい
名詞
標準
western side house (in traditional palatial-style architecture)
文例 · 用例
「どうしたの、こんなに今日は暑いのに早く格子をおろしたの」「お昼から西の対――寝殿の左右にある対の屋の一つ――のお嬢様が来ていらっしって碁を打っていらっしゃるのです」 と女房は言った。
— 空蝉 『源氏物語』 青空文庫
西の対の人も今朝は恥ずかしい気持ちで帰って行ったのである。
— 空蝉 『源氏物語』 青空文庫
門内へ車を入れさせて、西の対に仕度をさせている間、高欄に車の柄を引っかけて源氏らは庭にいた。
— 夕顔 『源氏物語』 青空文庫
二条の院は近かったから、まだ明るくならないうちに着いて、西の対に車を寄せて降りた。
— 若紫 『源氏物語』 青空文庫
そのうち二条の院の西の対に女房たちがそろった。
— 若紫 『源氏物語』 青空文庫
家の者にも何人であるか知らすまいとして、今も初めの西の対を住居にさせて、そこに華麗な設備をば加え、自身も始終こちらに来ていて若い女王を教育していくことに力を入れているのである。
— 紅葉賀 『源氏物語』 青空文庫
しかも惟光以外の者は西の対の主の何人であるかをいぶかしく思っていた。
— 紅葉賀 『源氏物語』 青空文庫
源氏は宮中の朝拝の式に出かけるところで、ちょっと西の対へ寄った。
— 紅葉賀 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
源氏物語には、主人公が西の対に住む女性を訪れる場面が描かれている。
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平安時代の寝殿造りでは、西の対は重要な建物の一つだった。
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彼は西の対から聞こえる琴の音に耳を傾けた。
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