女ども
おんなども
名詞
標準
women
文例 · 用例
長崎を立って時津に向かう途中でロシア人専門の遊廓だというところを通ったら二階から女どもが見下ろして何かしら分らないことを云って呼びかけた。
— 寺田寅彦 『二つの正月』 青空文庫
なまなかに男振りが少し佳く生れて來たばかりに、女どもが、かへつて遠慮しておれに近寄らない。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
しかし一方には又これに反対して、なにを云うにも相手は茶店の女どもである。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
曰く、不束なる女ども、猥に卿等の栄顧を被る、真に不思議なる御縁の段、祝着に存ずるもの也。
— 泉鏡太郎 『甲冑堂』 青空文庫
一方、女どもの言い争いは、いつまでもごたごた続いている。
— 太宰治 『チャンス』 青空文庫
「キャ――ッ……」「おそろしいッ……」 と言う震え声の中に女どもが二、三人バタバタと遠退いた。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
」「へい、そこで女どもをもちまして、お支度の儀を伺わせました処、誰方もお見えなさりませんそうでござりまして。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
戸は内へ、左右から、あらかじめ待設けた二|人の腰元の手に開かれた、垣は低く、女どもの高髷は、一対に、地ずれの松の枝より高い。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫