純な少女
じゅんなしょうじょ
名詞
標準
virgin
文例 · 用例
この単純な少女はただ自分の思うとおりを三四郎に言うが、三四郎からは毫も返事を求めていないように思われる。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
社会的に地位と名誉のある方の御言葉は、たといウソでもホントになり、何も知らない純な少女の言葉は、たとい事実でもウソとなって行く世の中に、何の生甲斐がありましょう。
— 夢野久作 『少女地獄』 青空文庫
例えば、食糧の問題にしろ、若い純な少女として、只大人が今している通りを真似て、しかも大人より却って「心臓がつよい」という風になって行くしかないものでしょうか。
— 宮本百合子 『美しく豊な生活へ』 青空文庫
しかし純な少女の心と肉が今の様な状態に魂も肉体も変えるまでには無意識の裡に数知れない苦痛と悩みを忍耐して来たに相違はない。
— 地に潜むもの 『地上』 青空文庫
此単純な少女はたゞ自分の思ふ通りを三四郎に云ふが、三四郎からは毫も返事を求めてゐない様に思はれる。
— 夏目金之助 『三四郎』 青空文庫
十 純な少女の呪詛 けれど、私はそれ前に、ムリオに一つ誓わせました。
— 国枝史郎 『西班牙の恋』 青空文庫
純な少女の初恋が、涙となって曇らせるのである。
— 国枝史郎 『任侠二刀流』 青空文庫
たつた十八、色の淺黒さも、眼の凉しさも、野の花を剪つて來たやうな純な少女ですが、父親の無樣な死骸を見ると、一も二もなく、砧右之助を敵と思ひ込んだのでせう。
— お秀の父 『錢形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
物語のヒロインは、都会の喧騒を知らずに育った純な少女として描かれている。
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彼の初恋相手は、いつも教室の隅で本を読んでいるような純な少女だった。
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汚れを知らない純な少女の瞳には、世界が美しく輝いて見えているに違いない。
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