水団
すいとん
名詞
標準
flour dumplings in soup
文例 · 用例
今しも、その表に立ち止った一人の武者修業の侍(早水団九郎) のこのこ門内へ入る。
— 山中貞雄 『武蔵旅日記』 青空文庫
(F・O)T さて 翌る日――S=街道 早水団九郎、荷物を全部、宮本武蔵に持たせて威張り返って歩いて行く。
— 山中貞雄 『武蔵旅日記』 青空文庫
団九郎が、T「心配致すな 亭主 此の御方は誰あろう」 と武蔵を指さして、T「新免二刀流の開祖 宮本武蔵先生」 と言って、T「拙者は先生の高弟で 同じく新免二刀流の 達人」 と威張って、T「勇名天下に響き渡った 早水団九郎」 亭主も感心した。
— 山中貞雄 『武蔵旅日記』 青空文庫
文六、T「珍しや 父の敵 早水団九郎!
— 山中貞雄 『武蔵旅日記』 青空文庫
」 と汚い病苦の冷汗に……そよそよと風を恵まれた、浅葱色の水団扇に、幽に月が映しました。
— 泉鏡花 『雪霊記事』 青空文庫
彼は刈手たちの仲間いりをして大好物の水団を賞味するのも忘れて、じつとひとつ処に立ちつくしたまま、空の彼方に消えゆく鴎を見おくつたり、野良につらなる、刈り取られた麦の堆積を数へたりしてゐるのであつた。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
もうとつくに、家からは、母が温い水団を壺に入れて持つて来てゐた。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
あちこちに焚火の火がちらついて、水団の煮える香ばしい湯気が、ひつそりした通路を流れた。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 前篇』 青空文庫
作例 · 標準
「今日の夕飯は水団だよ」と言われ、モチモチした食感を思い出してワクワクした。
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キャンプの夕食に、地元の野菜をたっぷり入れた具沢山の水団を作った。
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戦後の食糧難の時代、祖母は小麦粉を練って作った水団を食べて飢えを凌いだ。
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