暑中見舞
しょちゅうみまい
名詞
標準
summer greeting card
文例 · 用例
たとえ生きていてももう再び会う事があるかどうかもわからず、通り一ぺんの年賀や暑中見舞い以外に交通もない人は、結局は思い出の国の人々であるにもかかわらず、その死のしらせはやはり桐の一葉のさびしさをもつものである。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
朝顔の絵をかいた団扇を暑中見舞に持って来たために、出入りを差し止められた商人もあるという。
— 朝顔屋敷 『半七捕物帳』 青空文庫
何でもない暑中見舞のペン字の曲り目から、必死的な殺人の呪いが分析され、新しいハンカチの折目から持主の不倫行為の現場が映写し現わされ得る筈だ。
— 夢野久作 『探偵小説の真使命』 青空文庫
それきり顔を見せなくなったが、応召したのか一年ばかりたって中支から突然暑中見舞の葉書が来たことがある。
— 織田作之助 『世相』 青空文庫
秋の野辺へ 大変に涼しくなりました、先日までは暑中見舞などで真夏だと思つて居りましたが、もう朝夕などは「何とまあヨイ気候ではありませんか。
— 牧野信一 『〔編輯余話〕』 青空文庫
啻だ数量ばかりでなく優品をも収得したので、天居が去年の夏、複製して暑中見舞として知人に頒った椿岳の画短冊は劫火の中から辛うじて拾い出された椿岳蒐集の記念の片影であった。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
その翌年の夏、銀座の天金の主人から、暑中見舞いとして式亭三馬自画讃の大色紙の複製を貰った。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
その翌年の夏、銀座の天金の主人から、暑中見舞として式亭三馬自画讃の大色紙の複製を貰った。
— 岡本綺堂 『我家の園芸』 青空文庫
作例 · 標準
暑中見舞いはがきを出す季節になった。
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最近はメールで暑中見舞いを済ませる人も多い。
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美しい風景の暑中見舞いが届いた。
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