梁山
りょうざん
名詞
標準
文例 · 用例
彼の村は、山陽道と山陰道を分ける中国の脊梁山脈の北側に、熊笹を背に、岩に腰をおろしてもたれかかっているような、人煙まれな険阻な寒村であった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
かつて文壇の梁山泊と称えられた硯友社、その星座の各員が陣を構え、塞頭高らかに、我楽多文庫の旗を飜した、編輯所があって、心織筆耕の花を咲かせ、綾なす霞を靉靆かせた。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
日本の本土はだいたいにおいて温帯に位していて、そうして細長い島国の両側に大海とその海流を控え、陸上には脊梁山脈がそびえている。
— 寺田寅彦 『涼味数題』 青空文庫
渡り鳥のように四国の脊梁山脈を越えて南海の町々村々をおとずれて来る一隊の青年行商人は、みんな白がすりの着物の尻を端折った脚絆草鞋ばきのかいがいしい姿をしていた。
— 寺田寅彦 『物売りの声』 青空文庫
」 と、所好な貸本の講談を読みながら、梁山泊の扈三娘、お孝が清葉を詈る、と洩聞いて、「その気だから、あの妓は、(そんけん)さ。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
梁山泊の割符でも襟に縫込んでいそうだったが、晩の旅籠にさしかかった飢と疲労は、……六よ、怒るなよ……実際|余所目には、ひょろついて、途方に暮れたらしく可哀に見えた。
— 泉鏡花 『浮舟』 青空文庫
禽も啼かざる山間の物静かなるが中なれば、その声谿に応え雲に響きて岩にも侵み入らんばかりなりしが、この音の知らせにそれと心得てなるべし、筒袖の単衣着て藁草履穿きたる農民の婦とおぼしきが、鎌を手にせしまま那処よりか知らず我らが前に現れ出でければ、そぞろに梁山泊の朱貴が酒亭も思い合わされて打笑まれぬ。
— 幸田露伴 『知々夫紀行』 青空文庫
その日は終日|女梁山泊を以て任ずる妾の寓所にて種々と話し話され、日の暮るるも覚ええざりしが、別れに臨みてお互いに尽す道は異なれども、必ず初志を貫きて早晩自由の新天地に握手せんと言い交わし、またの会合を約してさらばとばかり袂を分ちぬ。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
梁山(りょうざん) 朝鮮の地名 (ヤンサン、양산) 梁山市 - 大韓民国慶尚南道に属する行政区画。 中国の地名 (リアンシャン、Liángshān) 梁山泊 - 現在の山東省西部にあった沼沢地。水滸伝の舞台として知られる。 梁山県 - 山東省済寧市に属する行政区画。梁山泊の故地。 梁山街道 (梁山県) - 山東省済寧市梁山県に属する行政区画。 梁山街道 (梁平区) - 重慶市梁平区に属する行政区画。 梁山鎮 (新民市) - 遼寧省瀋陽市新民市に属する行政区画。 梁山鎮 (乾県) - 陝西省咸陽市乾県に属する行政区画。 梁山鎮 (南鄭区) - 陝西省漢中市南鄭区に属する行政区画。 梁山鎮 (張家川回族自治県) - 甘粛省天水市張家川回族自治県に属する行政区画。
出典: 梁山 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0