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夕影

ゆうかげ
名詞
1
標準
light of the setting sun
文例 · 用例
隠沼夕影しづかに番の白鷺下り、槇の葉|枯れたる樹下の隠沼にて、あこがれ歌ふよ。
石川啄木 青空文庫
呼びかはす聲も霞に消えゆきて  夕影寒し男筑波のやま 下りゆく程に、余等遂に路を失ひぬ。
大町桂月 春の筑波山 青空文庫
いつしか夏も夕影の、葉風すゞしき庭面にかろく、浮きたるそのすがた。
北村透谷 北村透谷詩集 青空文庫
かへりみすれば、川添の根白柳を濡燕、掠め飛び交ふ雨あがり、今、夕影のしるけきに、生のこの世の忙しさよ、地には蟻のいとなみを、空には蜂の分封をつくづく見れば、宿命のかたき掟ぞいちじるき。
上田敏 牧羊神 青空文庫
夕影はいま山あひの虚の窪まで及んだが、むかうの阜は入日のはての光を浴びて、あのカナアンの國よりもなほ遠い神の誓の郷のやうに照りわたる。
上田敏 牧羊神 青空文庫
それから帰つて、あんまりいいお天気ですから、ひとりで夕影の松の所に行つて見ました。
伊藤野枝 書簡 大杉栄宛 青空文庫
真昼過より夕影椎の樹に落つる迄何を見るともなく酔ふたるが如く労れたるが如くうつとりとして日を暮らすことさへ多かり。
正岡子規 小園の記 青空文庫
それぎり少時は夕影の木々に、ぱつたり囀りが途絶えてしまつた。
芥川龍之介 山鴫 青空文庫
作例 · 標準
湖面に映る夕影が、一日の終わりを告げていた。
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夕影が長くなる頃、家路を急ぐ人々が増える。
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茜色に染まる空と、地平線に消えゆく夕影が美しい。
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2
標準
figure lit by the evening sun
作例 · 標準
夕影の中に、彼の後ろ姿が小さく見えた。
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彼女は夕影に手を振り、見送りの言葉を交わした。
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遠くの山々に、人々の夕影が点々と見え隠れしていた。
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