幻辞.com

中廊下

なかろうか
名詞
1
標準
central corridor
文例 · 用例
しかし別書院の控室の間から演奏場へ通ずる中廊下には人の足音が地車でも続いて通っているよう絶えずとどろと鳴っている。
岡本かの子 食魔 青空文庫
しまいには半時間も掛って洗っているようになり、洗って居間へ戻る途中廊下で人にすれ違うと、また引き返して行って洗い直すのである。
織田作之助 世相 青空文庫
呼び立てたお城坊主に案内されて、大廊下、中廊下を曲りながら導かれていったところは、老中御用都屋につづいた中御評定所です。
千代田城へ乗り込んだ退屈男 旗本退屈男 第十一話 青空文庫
玄関に近い中廊下の暗がりまで来ると、栗野博士がニコニコ顔で新夫婦を振返った。
夢野久作 笑う唖女 青空文庫
勝手の方の灯も消えてしまって、ただ奥座敷に寝ているらしい伝六郎の寝言とも歌とも附かぬグウダラな呆け声が聞えている……その声を聞き聞き彼は真暗な中廊下を抜けて、玄関脇の薬局の扉を開いた。
夢野久作 笑う唖女 青空文庫
慌ててカプセルを右手に握り込んだまま、指先走りに廊下に出てみたが、しかしそこには何の人影も無く、真暗な中廊下の向うの、閉め忘れて来た渡殿の入口の片側に、白桃の花が白々と月あかりに見えたので、今度は彼自身が思わず、深いタメ息をさせられた。
夢野久作 笑う唖女 青空文庫
低い藤棚のために池のまはりはいつも曇り日のやうに薄暗いのであるが軒をくゞると庵の中は益々黄昏色の暗さが深くなつて、中廊下などを通り抜けるには昼間でも雪洞を燭したい位ゐであつた。
牧野信一 天狗洞食客記 青空文庫
その部屋は中廊下に隔てられた茶室風な離れで、押入れも床の間も廻り縁もついた立派に独立した部屋だったのです。
辻潤 書斎 青空文庫
作例 · 標準
オフィスビルの長い中廊下を歩いて、会議室へと向かった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
このホテルは、客室が中廊下を挟んで左右に配置されている構造だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
消防訓練では、中廊下を通って非常口へ避難する経路を確認した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash