政機
せいき
名詞
標準
文例 · 用例
しかし歴史を読んでみると、為政者が君国のために、蒼生のためにその国の行政機関を運転させるには、ただその為政者たるものが誠意誠心で報国の念に燃えているというだけでは充分でないらしく思われる。
— 寺田寅彦 『「手首」の問題』 青空文庫
地方行政機関としては、幕府直轄領に郡代または代官を置いた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
行政機関であるすべての官庁はただ悪法を忠実に履行して国民の幸福を奪い去ることだけをその任務としている。
— 伊丹万作 『政治に関する随想』 青空文庫
一つの国が民主憲法をもち、民主的行政機構をもち、民主的労働組合と文化をもち、すべては民主的な表現で話されていて、内実は、ポツダム宣言の急速な裏切りと戦争挑発とファシズムの東洋の露店がつくられつつあるとすれば、その国の人民のおかれた愚弄の位置には堪えがたいものがある。
— ――日本の文化のまもり―― 『三年たった今日』 青空文庫
だから私達はいろいろな行政機関のなかに役人として入ることができない。
— 宮本百合子 『幸福の建設』 青空文庫
一握りの婦人代議士が、議会の中でどのようなよい計画を提案したところで、其を実現する上から下までの行政機構がこれまで通り、封建性と官僚気質でかためられているとしたら、どれほどの実益をもたらすことが出来るだろう。
— 宮本百合子 『私たちの建設』 青空文庫
或る意味よりいえば、我々の生活に直接つながっている種々の行政機構の民主化こそ、生活改善のためには重要である。
— 宮本百合子 『私たちの建設』 青空文庫
真面目で善意あるどっさりの婦人たちが、こまごまとした行政機構に参加して、日頃の要求を実現することこそ重要である。
— 宮本百合子 『私たちの建設』 青空文庫