手解き
てほどき
名詞
標準
文例 · 用例
が、実はホンの手解きしか稽古しなかった。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
私は母から少しばかり手解きされて、まだ手習いというほどのこともしていないので、「手習いはしません」というと、「そうか。
— 高村東雲の生い立ち 『幕末維新懐古談』 青空文庫
山本|鼎がホテルの湯に入りに来ては真面目に手解きをして呉れる。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
私は、ノルマンディの漁村で、不思議な力を有する一人のお婆さんから、読心術の手解きを受けたことがあります。
— 長靴の春 『踊る地平線』 青空文庫
店員の模範になるどころか、一々係りの番頭から手解きをして貰わないと仕事が分らない。
— 佐々木邦 『脱線息子』 青空文庫
かれは自分が修業を励むかたわら、なかまの足軽たちにも少しずつ手解きをしてやり、望みのある者は特に願って横井道場へ入門させるなど、尚武の風を興すことに力を尽してきたのであった。
— 山本周五郎 『足軽奉公』 青空文庫
十三、四の頃大阪へ修業に行き、初め五世野沢吉兵衛の手解きを受け、その後、後の摂津大掾の弟子になった。
— 小山清 『桜林』 青空文庫