ピタピタ
ピタピタ異読 ぴたぴた
副詞副詞-と
標準
with a patting motion
文例 · 用例
おりから驟雨のあとで場内の片すみには川水がピタピタあふれ込んでいた。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
」雑巾を捨てて、立ち上り、素早く廊下の障子と、ヴェランダに通ずるドアと、それから部屋の襖も、みんな、ピタピタしめてしまった。
— 太宰治 『八十八夜』 青空文庫
かの女は、洋服のひだをピタピタたたくと、姉に背を向けて、縁の方に歩いて行き、欄干にもたれて、ぼんやりと晴れている空に、眼を向けてしまった。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
」などゝ、自分ながら何の意味も感ぜられない虚勢を示すと、それは何のわけか解らなかつたが、私は懐ろ手をして、懐ろのなかでピタピタと胸板を叩いたりした。
— 牧野信一 『妄想患者』 青空文庫
程よく焼いて用いるとき、――ピタピタと言う軽い足音が社務所の玄関口に近づいて来たかと思われるや一緒で、訪のうた声はまさしく銀鈴のような涼しい女の声です。
— 日光に現れた退屈男 『旗本退屈男 第八話』 青空文庫
けれども、お母様はそれから間もなく、その年の暮近くに私をお生みになる事がおわかりになりましたために、八月から後に来た注文はピタピタと断っておしまいになったそうです。
— 夢野久作 『押絵の奇蹟』 青空文庫
「いつもよいところへ現われて、ピタピタ予言をしてくれた、あの不思議な老傀儡師が、ここの主人とは夢のような話だ」――で広太郎手をつかえ、挨拶の言葉をのべようとした。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
其癖素足に藁草履を穿いて、ピタピタと路を踏むので有った。
— 江見水蔭 『死剣と生縄』 青空文庫
作例 · 標準
赤ちゃんは、お母さんの腕をピタピタ叩いて甘えている。
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医者は患者の背中をピタピタ叩いて、呼吸を促した。
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水面をピタピタと叩く雨の音が心地よかった。
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標準
(sticking) fast
作例 · 標準
汗でシャツが体にピタピタと張り付く。
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子供が遊んでいたシールが、テーブルにピタピタ貼られている。
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壁にピタピタとポスターを貼って、部屋を飾った。
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標準
sloshing (liquid)
作例 · 標準
バケツの中の水が、歩くたびにピタピタと音を立てる。
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ワインがグラスの中でピタピタと揺れている。
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雨上がりの道で、水たまりを避けて歩くと、靴がピタピタと音を立てた。
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